聖書って、どんな本?

 聖書というと、「キリスト教の経典か」、「有難そうだけど、どうも」・・・様々なイメージを持っておられることでしょう。そして、多くの場合、自分とは何か別世界のもののように感じておられるのではないでしょうか。
 でも、ちょっと待ってください。永遠のベストセラーといわれ、今なお多くの人々に影響を与えつづけている書物−それが聖書なのです。そして、あなたにとって、聖書は別世界のものどころか、実は大いに関係があるのです。

聖書って、何が書いてあるの?

 自分と大いに関係がある、といわれても、聖書の中身が分からなければ、それこそわけが分かりませんね。
 聖書は、たくさんの本(66冊の本)が集まって1冊の本になっているのですが、その内容は、歴史(ドキュメンタリー)、文学(詩歌や格言)、手紙、預言(いわゆる予言とは意味合いが違います)とバラエティに富んでいます。こういうと何かバラバラなように思えますが、66冊の本に一本、筋が通っているのです。それが、あなたと大いに関係がある、聖書の中心人物−イエス・キリストなのです。
 新約聖書、旧約聖書ということばは、聞いたことがあると思います。これは、新しい翻訳と古い翻訳という意味ではなく、新約聖書は新教(プロテスタント)旧約聖書は旧教(カトリック)で使用するということでもありません。イエス・キリストのことをあらかじめ予告していたのが旧約聖書で、イエス・キリストの弟子達がイエス・キリストのことを書いたのが新約聖書です。

聖書って、誰が書いたの?

 では、イエス・キリストの(直接、間接の)弟子達が新約聖書を書いたのなら、旧約聖書は?それはB.C.1400年頃〜B.C.400年頃にかけて、約30人ほどの人達によって書かれたものです。
 ちなみに、もともと旧約聖書はおもにヘブル語で、新約聖書はおもにギリシャ語で書かれました。
 このように、長期間(約1500年間)にわたって、数多くの人によって書かれた書物をまとめたのが、今私達が手にする聖書です。けれども、聖書は単なる人類の叡智の結晶というわけではありません。
 それは、聖書の本当の著者が唯一まことの神であるからです。多くの人達を通して、神が人類に対して伝えたい事柄を集大成したものが、聖書なのです。ちょうど、秘書が上司の意思を代書するようなものだと考えれば、分かり易いかも知れません(これが預言の意味です)。

聖書とあなたの関係って?

 神は聖書を通して、あなたに愛情のこもったメッセージを送り続けておられます。そのメッセージは、聖書の主人公ともいえるイエス・キリストです。
 聖書によって、イエス・キリストがあなたにとって欠くことの出来ない方であることをお知りになられますように。そのことを、聖書の真の著者である神が望んでおられます。
 神があなたにあてたラブレター、聖書をお読みになってみませんか。